パリ モーターショー 2014
2014.10.15
Paris Motor Show 2014
2014年のパリモーターショーは連年になくとても静かな開幕となりましたが、今回は
国際ショーで毎回人垣のブースとなっている ” Mercedes-Benz ” に注目してみました。
今年は、生産終了となった 『 SLS AMG 』 に代わって、AMGが開発を進めてきた新型スポーツカーをお披露目。
この車両は 「 GT ] と 「 GT S 」 の2種類のグレードに設定されており
「 Mercedes-benz AMG GT 」 には、新開発の4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載。
ベースとなるこの 「 AMG GT 」 は、車体の93%がアルミニウム製でできており
フロント部分は軽量素材であるマグネシウムで出来ています。
これらにより、よりスポーティーな加速性とハンドリングを追求。
◆最高出力 462 hp / 6000 rpm
◆最大トルク 61.2 kgm / 1600 – 5000 rpm
◆0 – 100 km / h 4.0 秒
◆最高速 304 km / h のパフォーマンスを実現する。
高出力版の 「 AMG GT S 」 は
◆最高出力 510 hp / 6250 rpm、
◆最大トルク 66.3 kgm / 1750 – 4750 rpm
◆0 – 100 ㎞ / h 3.8 秒
◆最高速 310 ㎞ / h の性能を備えています。
また、AMG社長のトビアス・ムアース氏はこの新しい「 AMG – GT 」 によって
更にダイナミックなスポーツカーブランドとして位置付けして行くだろうと語っておりました。
その隣りでは、Mercedes-AMG C 63を初公開。
同車は、これまでと違った 「 Mercedes-Benz AMG C 63 ] と新しいネーミングで登場。
エンジンは、上記新型スポーツカーの 「 Mercedes – AMG GT ] と基本的に同じ
4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンが搭載されており
こちらも2種類のグレードが設定されております。
ベースとなる 「 Mercedes-AMG C 63 」 は
◆最高出力 476 hp / 5500 – 6250 rpm、
◆最大トルク 66.3 kgm / 1750 – 4500 rpm
◆0 – 100 ㎞ / h 4.1秒( TW:4.2秒 )
◆最高速 250 ㎞ / h
高性能を求める人には、 「 Mercedes-AMG C 63 S 」 をラインアップ。
この 「 S 」 の機能により
◆最高出力 510 hp / 5500 – 6250 rpm
◆最大トルク 71.4 kgm / 1750 – 4500 rpm まで引き上げられます。
◆0-100㎞/h は4.0秒( TW:4.1秒 )
◆最高速 250㎞ / h の性能を備えています。
全体的に盛り上がりに欠ける今年のパリモーターショーでしたが、中でも1991年から23年間にわたって
Ferrariを築いてきたルカ・ディ・モンテゼーモロ氏の退任発表後の
最後のプレスカンファレンスは他のブースよりも一段と賑わいを見せておりました。
今回の発表となりましたFerrari 458 Speciale A の車両の事は勿論の事、
本人の口からどのような発言が出るのか期待しつつ始まったプレス発表でしたが、
これまでになく言葉に元気がなく、プレス発表される車と同様に注目を浴びてきた彼だけに、
最後となる国際ショーとしてはどこかしら物足りなさを感じました。
ポルシェは、New カイエン S E-ハイブリットを発表。
予定されておりましたGT3 RSの発表は残念ながら今回のショーには間に合わなかったようです。
ランボルギーニは、Asterion LP1 910-4を初公開。
同車は、プラグインハイブリット車(PHV)となるコンセプトカーで
ガヤルドの後継車として発表されたウラカン用の
PHVシステムがベースになっています。
0-100㎞/hは3.0秒、最高速度は320㎞/hと環境対応スーパーカーを発表しました。
ほんの一部ですが他のメーカーの写真もアップしておりますのでご覧ください。